NYダウ 米中貿易協議への懸念から反落
7日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易協議が難航することへの懸念から売りが広がり、ダウ平均株価は反落して取引を終えている。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比から95ドル70セント安の2万6478ドル02セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も26.18ポイント下げて7956.29で取引を終えている。
前の日に、中国の劉副首相がトランプ政権が要求してきた構造改革などの幅広い協定について消極的な姿勢を示していると伝わったことで、この日は、米中の貿易協議が難航することへの懸念が高まり、売りが優勢で始まった。
その後、米中の関係者がそれぞれ交渉の進展に前向きな姿勢を示しているとの報道が出ると、一時買いに転じる場面もあったが、最終的には100ドル近く値を下げて取引を終えている。
市場関係者は、「米中貿易協議の先行きについての市場の警戒心は強く、具体的な進展があるまでは動きづらい状況が続くだろう」と話している。