アメリカのトランプ大統領をめぐる「ウクライナ疑惑」でホワイトハウスは８日、野党・民主党に対し、弾劾に向けた調査への協力を拒否する書簡を送った。対立がさらに激化しそうだ。

この疑惑は、トランプ大統領が来年の大統領選の有力候補の不利な情報を求め、ウクライナに調査を行うよう圧力をかけたとされるもの。

ホワイトハウスは８日、民主党に書簡を送り、関連文書の提出や政府関係者の証言など弾劾に向けた調査への協力を拒否することを伝えた。

声明では弾劾調査を来年の大統領選などをにらんだ「単なる政治目的」と批判している。

８日も下院の委員会で予定されていた疑惑に関与したとされる政府関係者の証言を阻止していて、民主党との対立がさらに激化しそうだ。