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NYダウ反発 米中貿易協議の進展に期待感

2019年10月10日 7:57

9日の米・ニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易協議が進展するとの期待感から、中国と関係が深い銘柄を中心に幅広く買われ、ダウ平均株価は180ドルあまり値を上げて取引を終えている。

9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から181ドル97セント値を上げ2万6346ドル01セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も79.97ポイント上げて7903.74で取引を終えている。

この日は、翌日の10日から始まる米中の閣僚級の貿易協議について「中国が限定的な合意に応じる用意がある」などと一部で報じられたことで、何らかの進展があるとの期待感が広がった。ダウ平均株価は今週に入り400ドル以上下げていたことから、買い戻しの動きも出やすく、中国と関係の深い銘柄を中心に幅広い銘柄が買われた。ダウ平均株価は反発して取引を終えている。

市場関係者は、「米中貿易協議の結果が出るまで、市場は報道に敏感に反応する状態が続くだろう」と話している。