アメリカのトランプ大統領をめぐる「ウクライナ疑惑」で野党・民主党のバイデン前副大統領が９日、「大統領は弾劾されるべきだ」と初めて明言した。

この疑惑は、トランプ大統領が来年の大統領選挙の有力候補バイデン前副大統領の不利な情報を求め、ウクライナに調査を行うよう軍事支援をちらつかせ圧力をかけたとされるもの。

これまでバイデン前副大統領は大統領の弾劾についてコメントしていなかったが９日、「弾劾されるべきだ」と初めて明言した。

バイデン前副大統領「我々の憲法、民主主義、基本的な高潔さを守るため、トランプ大統領は弾劾されるべきだ」

大統領からの連日の攻撃の影響もあってかバイデン前副大統領の支持率は下落傾向にあるため、巻き返しをはかる狙いもあるとみられる。

トランプ大統領「バイデン氏は岩のように転げ落ちている。彼はもう本命候補ではない」

これに対し、大統領はバイデン前副大統領を挑発し弾劾の要求についても「哀れだ」とやり返している。