北朝鮮、潜水艦から戦略巡航ミサイル2発を発射 米韓合同軍事演習をけん制
北朝鮮メディアは13日、潜水艦から2発の戦略巡航ミサイルを発射したと明らかにし、アメリカと韓国による合同軍事演習をけん制しました。
朝鮮中央テレビは13日、日本海に面した景浦湾付近で12日未明、潜水艦「英雄艦」から戦略巡航ミサイル2発の発射訓練をしたと報じました。8の字の軌道で2時間あまり、1500キロを飛行し、標的を命中打撃したと主張しています。
その上で、「核抑止力の重要な構成となる潜水艦部隊の水中攻撃作戦を検閲した」としています。
また、13日からアメリカと韓国が行う大規模な合同軍事演習についても、米韓の「軍事的な蠢動(しゅんどう)が露骨になっている今の情勢を、圧倒的な力で管理していく」などとけん制しました。
一方、韓国軍は潜水艦からの発射を探知したと発表しています。
北朝鮮は合同軍事演習について、たびたび中止を求めていて、今後もミサイルの発射などで強く反発する可能性があります。