カタルーニャ州 独立派住民が抗議活動
スペイン・カタルーニャ州の独立を問う住民投票を主導した州政府の当時の幹部らに禁錮刑などの有罪判決が言い渡されたことに反発し、独立派住民が14日、抗議活動を繰り広げた。
スペイン・バルセロナを州都とするカタルーニャ州政府の当時の幹部らは2017年、州の独立を問う住民投票を強行したとして、国家反逆罪に問われていた。
スペイン最高裁は14日、ジュンケラス前州副首相を最も重い禁錮13年としたほか、11人に禁錮刑や罰金刑を言い渡した。
現地メディアによると、この判決を受け、独立派住民がバルセロナ近郊の国際空港を占拠しようとして集まり、一部が警察ともみあいになったほか、主要な鉄道や道路を封鎖するなどの抗議活動を繰り広げた。
独立派は今後、さらに大規模なデモを行うとしていて、独立運動が再び勢いを増すおそれもある。