金委員長が白頭山へ 米を名指しで批判も
北朝鮮メディアは金正恩委員長が白馬に乗って「革命の聖地」とされる白頭山を訪れたと報じた。アメリカを名指しで批判し、けん制している。
16日付の労働新聞は金委員長が「白馬に乗って初雪の白頭山に登った」と写真付きで報じた。白頭山は北朝鮮が「革命の聖地」とする場所で、これまでも金委員長は政治・外交の重要な節目で訪れている。
また、金委員長は近くの三池淵地区の建設現場を訪れ、「アメリカをはじめとする敵対勢力が我が人民に強要してきた苦痛は、人民の怒りに変わった」と述べ、アメリカの経済制裁などを批判した。
今月行われた非核化をめぐる米朝の実務者協議の後、金委員長がアメリカについて言及するのは初めてで、改めてアメリカ側に揺さぶりをかける狙いがあるものとみられる。