ラグビーワールドカップ・フランス大会のプールDで、日本は8日夜、決勝トーナメント進出をかけ、アルゼンチンと対戦します。対戦国アルゼンチンのブエノスアイレスから現在の様子を伝えてもらいます。

日本の反対側のブエノスアイレスは朝の6時45分をすぎたところです。ヨーロッパを思わせる街並みは「南米のパリ」と称され、南米で最も美しい街の1つとして知られていますが、日曜の早朝ということもあり、人通りはなく、静かです。こちら、けさの新聞なんですが、きょうの日本戦について「日本はサムライのようにプレーする」と書かれていました。

さらに、現地のラグビーファンに試合について聞いたところ、日本を警戒する声が聞かれました。

ラグビーファン「前回大会で日本はすごく良いプレーをしたから難しいと思うけど、アルゼンチンに勝ってほしい」


──アルゼンチンチームの注目選手は誰になるのでしょうか？

注目選手はマテーラ選手です。10代の頃から知るクラブの選手やコーチを取材したところ、少年の頃から身体能力は並外れていたそうです。

マテーラ選手を指導したルーカスコーチ「パブロ（マテーラ選手）は少年の頃からとても背が高く、足が速く、際だった攻撃力があった」

元チームメート・フアンさん「彼はすごく負けず嫌いです」

元チームメート・フランコさん「あんなに体が大きいのに、ウイングのように走って行く」

マテーラ選手の足の速さに加え、アルゼンチンチームのパワーに日本がどう対抗するのかが、勝負の分かれ目と言えそうです。