英・下院解散で総選挙 焦点はEU離脱問題
イギリス議会下院は6日解散し、来月12日の投開票に向けた選挙戦が本格的にスタートした。最大の焦点は、混乱が続くEUからの離脱問題。
イギリスのジョンソン首相は6日、エリザベス女王に議会解散を報告した。
ジョンソン首相率いる与党・保守党は、総選挙で単独過半数を獲得し、期限である来年1月末までのEU離脱につなげたい考え。
イギリス・ジョンソン首相「EU離脱を実現し、イギリスの可能性を解き放とう」
一方、最大野党の労働党は、政権を奪取した上で、離脱の是非を問う国民投票を再び実施することを目指している。
最新の世論調査では、政党支持率で与党・保守党が労働党を10ポイント以上リードしているが、野党間で選挙協力を模索する動きもあり、激しい選挙戦が予想される。