自爆テロめぐりトルコ軍がイラク北部のクルド系武装組織の拠点およそ20か所に空爆
トルコの内務省前で起きた自爆テロをめぐり、トルコ軍は1日夜、イラク北部にあるクルド系武装組織の拠点およそ20か所に報復とみられる空爆を行いました。
地元メディアによりますと、自爆テロは1日朝、首都アンカラにある内務省の入り口ゲート前で起き、警察官2人がけがをしました。トルコのイェルリカヤ内相によりますと「テロリストの1人は自爆し、もう1人は殺害された」ということです。
トルコのほかアメリカなどでもテロ組織に指定されているクルド系武装組織が犯行声明を出し、「議会の開会にあわせて、計画通り行われた」とテロを認めました。
トルコ国防省によりますと、トルコ軍が1日夜、隣国イラクの北部にあるクルド系武装組織の拠点およそ20か所に、報復とみられる大規模な空爆をおこなったということです。トルコでは去年11月にもイスタンブールで6人が死亡、81人がけがをする爆発が起きていて、トルコ政府はクルド系武装組織が関与したとみています。