ロシア人の反政府武装組織「最後の一押しが必要」
ロシア人の反政府武装組織幹部がNNNの単独インタビューに応じ、民間軍事会社「ワグネル」が起こした反乱について、「今の政権は崩壊しつつあり『最後の一押しが必要』」との見方を示しました。
NNNの単独インタビューに応じたイリヤ・ポノマリョフ氏が政治部門の幹部を務める「ロシア自由軍団」は、ウクライナに拠点を置くロシア人の反政府武装組織とされ、プーチン政権の打倒を目標に、先月からロシア領土への越境攻撃を繰り返しています。
ポノマリョフ氏は、ワグネルは少数の戦力でモスクワに迫ったとして、「ロシア自由軍団」の参考になるとの認識を示しました。
ロシア自由軍団 幹部 イリヤ・ポノマリョフ氏
「ワグネルはたった4000人でモスクワへ向かった。我々の(必要な戦力の)想定とほぼ同じだ。(反乱は)今の政権がいかに脆弱(ぜいじゃく)で崩壊しつつあるかを示した。我々は最後の一押しをする必要がある」
また、ポノマリョフ氏は、政府関係者や国会議員との面会を目指し、7月に日本訪問を計画しているということです。