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FRBパウエル議長“利下げは「今年のある時点」で適切に”

2024年3月7日 0:33
FRBパウエル議長“利下げは「今年のある時点」で適切に”

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長は6日、利下げは「今年のある時点」で適切になるとの見通しを示しました。

FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長は6日、議会下院の金融サービス委員会で証言した際、市場が注目している利下げの開始時期について言及しました。

FRB・パウエル議長「今回の金融引き締めサイクルで、政策金利はピークに達している。予想通り経済が幅広く発展すれば、今年のある時点で利下げを開始するのが適切だ」

パウエル議長は過去1年間、「雇用の最大化」と「物価の安定」というFRBの2つの目標に向け、「かなりの進歩を遂げた」と強調しました。その上で、「インフレのリスクに対して強い関心を持ち続けている」と述べました。

現時点で、市場は利下げについて「今年6月に開始し、年内4回程度」を見込んでいます。

パウエル議長の発言を受け、市場では経済成長の維持とインフレの抑制を両立する「ソフトランディング」が実現することへの期待が高まっています。