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“米中協議で安心感”ダウ、過去最高値更新

2019年12月17日 8:10

16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、13日にアメリカと中国が貿易協議の第一段階で合意したことによる安心感から買いが続き、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えている。

16日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から100ドル51セント値を上げ、2万8235ドル89セントと過去最高値を更新して取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も79.35ポイント上げて8814.23と、こちらも最高値を更新している。

13日にアメリカと中国が貿易協議の第一段階で合意した。双方が新たな制裁関税の発動を見送ったことで安心感が広がり、幅広い銘柄で買いが継続した。また、一部のアナリストが明るい業績見通しを示した「アップル」や「ゴールドマン・サックス」が買われたこともプラス材料となった。

一方、2度の墜落事故を起こした主力の小型機について有力紙に生産停止の可能性を報じられた「ボーイング」は大きく売られ、相場の重荷となった。

市場関係者は「この日は中国の経済指標も好調だった。今後も米中双方の経済指標に市場は注目している」と話している。