ノーベル平和賞受賞の人権団体元幹部に有罪判決 モスクワの裁判所
モスクワの裁判所は27日、2022年、ノーベル賞を受賞したロシアの人権団体の元幹部を「軍の信用を失墜させた」として禁錮2年6か月の有罪判決を言い渡しました。
ロシアメディアによりますとモスクワの裁判所は27日、人権団体「メモリアル」の元共同代表オレグ・オルロフ氏に対し「軍の信用を失墜させた」として禁錮2年6か月の有罪判決を言い渡しました。オルロフ氏はその場で拘束されました。
オルロフ氏が共同代表を務めた「メモリアル」は2022年、ノーベル平和賞を受賞。
2022年11月にはオルロフ氏がSNSに投稿した記事でプーチン政権について「彼らはファシズムを望み、それを手に入れた」などと批判していました。
判決を受けてオルロフ氏は「何も後悔していないし、何も悔いていない」と述べた、ということです。
「メモリアル」は外国のスパイを意味する「外国の代理人」に指定され、2021年には解散を命じられています。