北朝鮮で生存確認…寺越武志さんの母親・友枝さん死去 92歳
61年前、能登半島沖で行方不明になり、その後、北朝鮮で生存が確認された寺越武志さんの母親・友枝さんが、亡くなりました。92歳でした。
石川県に住む寺越友枝さんは、北朝鮮で暮らす息子の武志さんに会うため、66回にわたり、訪朝を重ねてきました。
息子の武志さんは61年前、漁に出たまま失踪。状況からみて、拉致の可能性が高いとされていますが、友枝さんは身の安全などを考えて拉致被害者家族会とは離れて行動してきました。
友枝さん(2003年)
「うちの場合は、人と例が違うので、みんな(家族会)と行動できません」「親としてずっと武志を守ってやりたいから、拉致の認定は今は考えていません」
最後の訪朝は6年前。家族によりますと、友枝さんは2022年の暮れから体調を崩して入院生活を送っていて、今月25日、呼吸不全により亡くなりました。
92歳でした。