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ビーガン氏を国務省副長官に 人事案を承認

2019年12月20日 11:04

アメリカ議会は19日、対北朝鮮政策の責任者を務めるビーガン特別代表を、国務省ナンバー2の副長官に格上げする人事案を承認した。

ビーガン北朝鮮担当特別代表は、国務副長官のサリバン氏が駐ロシア大使に転出するのに伴い、トランプ大統領から次の副長官に指名されていた。アメリカの議会・上院は19日、この人事案を賛成多数で承認。ビーガン氏は宣誓式を経て就任することになる。

国務省高官は、北朝鮮との実務者協議の責任者は、引き続きビーガン氏が務めるとしている。ただ、多忙な副長官との兼務が可能なのかどうか、懸念する声も出ている。

また、国務省トップのポンペオ国務長官には、上院議員選挙への出馬が取り沙汰されていて、その場合、ビーガン氏が長官代行として事実上のトップを務めるとの観測も出ている。