フランス政府の年金改革に反対するストライキは、クリスマスも続いている。パリのオペラ座前では、ストに参加するバレエダンサーたちがダンスを披露し、政府に抗議した。

パリ・オペラ座前の広場では２４日、バレエダンサーたちが「文化が危機に直面している」との横断幕を掲げ、抗議のパフォーマンスを披露した。

オペラ座のダンサーらは、体力的な負担などから一般より若く年金を受け取れるが、政府の年金改革でこの優遇措置が撤廃されるおそれがあり、反発している。

パリでは、地下鉄やバスなどを中心に今月５日からストに突入し、混乱が広がっている。

マクロン大統領は、自身の大統領特別年金を辞退する意向を示し、ストの一時休止を求めているが、組合側はストを続行する構えを崩していない。