２６日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はクリスマス商戦が好調だったと伝わったことで幅広い銘柄で買いが先行し、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えている。

２６日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の営業日の終値から１０５ドル９４セント高の２万８６２１ドル３９セントと過去最高値を更新して取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も６９．５１ポイント上げて９０２２．３９とこちらも過去最高値を更新している。

クリスマス休場明けとなったこの日は、インターネット通販最大手の「アマゾン・ドット・コム」が、クリスマスを含む年末商戦が記録的に好調だったと発表した。これを受け、ダウ構成銘柄でも「アップル」や「マイクロソフト」が業績期待から買われるなど幅広い銘柄で買いが優勢となった。

アメリカと中国の貿易協議についても第一段階の合意の署名が近いとの見方が多く、安心感が広がっている。

市場関係者は「個別の銘柄を除けば悪い材料は見当たらず、年末にかけても買われやすい状態が続くだろう」と話している。