習主席が演説 香港・一国二制度堅持の姿勢
中国の習近平国家主席は新年を迎えるにあたり恒例の演説を行い、政府への抗議活動が半年以上続く香港に触れ、一国二制度を堅持していく姿勢を示した。
12月31日夜、中国中央テレビを通じて放送された演説で習主席は、建国70周年を迎えた去年の成果を強調する一方、デモによる混乱が続く香港について次のように述べた。
習近平国家主席「一国二制度は完全に実行可能であり、支持を得ている。数か月にわたる香港の情勢は、多くの人を心配させた」
習主席はこのように述べ、香港情勢に憂慮を示しつつ、一国二制度を堅持していく姿勢を改めて示した。
香港での大規模デモは去年6月から半年以上続き、逮捕者は6000人以上にのぼっている。元旦にも大規模デモが予定されていて、新年を迎えても香港政府や中国政府に対する抗議の声は収まる気配はない。