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駐日中国大使「意見の違いを適切に処理し、次の50年を迎えるべき」

2022年9月22日 23:25
駐日中国大使「意見の違いを適切に処理し、次の50年を迎えるべき」

日中国交正常化50周年を祝う中国大使館主催の式典が22日に都内で開かれ、中国の孔鉉佑駐日大使は、「意見の違いを適切に処理し、次の50年を迎えるべきだ」と強調しました。

式典は、中国の建国73周年と日中国交正常化50周年を祝うもので、政財界や各国大使館関係者など300人以上が出席しました。

中国の孔鉉佑駐日大使は、この50年で両国の関係は最も速く発展したと評価した上で、今後に期待感を示しました。

中国・孔鉉佑駐日大使「双方の間の矛盾と意見の相違を適切に処理し、風波の試練の中で正しい方向をおさえ、安定し健全で強靱(きょうじん)な姿で、中日関係の次の50年を迎えなければなりません」

また、対中国外交に力を入れていた福田康夫元総理大臣が挨拶に立ち、中国の平和的発展を求めました。

福田康夫元総理「これからの中国が、国際社会の中で安定した平和な勢力であるということを、私はこの際お願い申し上げたい」

日本政府を代表して挨拶した吉川ゆうみ外務大臣政務官は、「日中関係はさまざまな可能性と共に数多くの困難な課題に直面する状況にある」「双方が努力し、建設的で安定した関係をつくるのが重要だ」と指摘しました。