国連総会 ウクライナ侵攻めぐり各国首脳の発言相次ぐ 立場の違いも浮き彫りに
アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会では、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり各国首脳の発言が相次ぎましたが、立場の違いも浮き彫りとなっています。
フランス マクロン大統領「侵攻開始以降に見られるのは、帝国主義と植民地の時代への回帰だ。フランスはこれを拒否する」
フランスのマクロン大統領は、「ロシアは国連憲章と国家の主権平等の原則を故意に破った」とロシアを強く非難しました。また、ドイツのショルツ首相も「プーチン大統領はウクライナだけでなく、自分の国も破壊している」と発言するなど、ヨーロッパ諸国からロシアへの非難が相次ぎました。
一方で、ブラジルのボルソナロ大統領は「一方的な制裁は最善の方法ではない」とロシアへの制裁に反対する姿勢を示し、トルコのエルドアン大統領は「戦争に勝利はなく公正な和平プロセスに敗者はいない」と述べ、停戦の仲介に意欲を示しました。