ブラジル大統領が国連総会で演説 ロシアへの経済制裁「最善の方法ではない」
ブラジルのボルソナロ大統領が20日、国連総会で演説し、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁について「解決への最善の方法ではない」と反対する姿勢を示しました。
ボルソナロ大統領は国連総会の演説でロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、「即時停戦すべきだ」と呼びかけました。
そのうえで、「解決は交渉と対話によってのみ達成される。一方的な制裁が最善の方法ではない」と述べ、経済制裁に反対する姿勢を示しました。
一方、演説では自身の経済政策にも言及し、「失業率を低下させ、インフレ抑制施策でガソリン価格も30%以上引き下げることができた。繁栄の道を歩んでいる」と述べ、再選を目指す来月2日の大統領選挙を前に成果を強調しました。