国連総会 一般討論演説始まる…対面形式は3年ぶり“ウクライナ情勢”焦点
アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会で20日、各国の首脳らが外交政策などをアピールする一般討論演説が始まりました。対面形式で行われるのは3年ぶりです。
3年ぶりに世界の首脳らが一堂に会します。ウクライナ情勢の事態打開に向け、各国がどのような立場を表明するかが焦点です。
グテーレス事務総長は冒頭の演説で、国連の旗を掲げてウクライナの穀物を運ぶ一隻の船の写真を示し、次のように述べました。
グテーレス事務総長「海上の奇跡と呼ぶ人もいるだろうが、これは多国間主義による外交の成果だ。この船は、我々が共に行動すれば何を達成できるかを示すシンボルだ。これらの船は、いま最も希少なものを運んでいます。それは希望です。みなさん、希望が必要です。そして、行動が必要です」
その上で、事務総長は、紛争や気候変動、食糧危機など、山積する課題に対し、国際社会が結束して共通の解決策を見いだすことが重要だと訴えました。
一般討論演説は26日まで行われ、日本の岸田首相は20日に、アメリカのバイデン大統領は21日に演説する予定です。