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岸田首相が国連総会で演説 国連改革の必要性訴え

2022年9月21日 10:25
岸田首相が国連総会で演説 国連改革の必要性訴え

岸田総理大臣は、アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会で演説し、国連改革の必要性を訴えました。現地から中継です。

岸田総理はウウライナを侵攻したロシアを名指しで非難し、今こそ国連の改革と機能強化を実現しなければならないと呼びかけました。

岸田総理「ロシアのウクライナ侵略は国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為です。断じてそのようなことは許してはなりません」

岸田総理は、国連・安全保障理事会の常任理事国であるロシアがウクライナを侵攻したことで国連の信頼性が危機に陥っていると指摘しました。

また、安保理は、常任理事国による拒否権の行使で決議が否決される点など機能不全が指摘されていることから改革に向け行動を起こすべきだと訴えました。

岸田総理「本当に必要なのは議論のための議論ではなく改革に向けた行動です。交渉なくして改革なし。様々な立場は交渉なくして妥協も収れんもない。安全保障理事会の改革に向けて、文言ベースの交渉を開始する時です」

岸田総理は従来よりも踏み込んだ表現で各国に協議を呼びかけました。

また、ロシアの核兵器による威嚇を非難し、被爆地・広島出身の総理として「“核兵器のない世界”の実現に向け並々ならぬ決意で取り組みを推し進めていく」と強調しました。