パレスチナ 和平案“拒否”各地で抗議デモ
パレスチナ自治政府のアッバス議長はトランプ大統領が発表した和平案を“陰謀”と呼んで非難し、受け入れを拒否した。
アッバス議長は和平案の発表を受けて、日本時間午前4時半ごろ、テレビ演説した。この中で、アッバス議長は和平案でエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに「エルサレムは売り渡さない」「エルサレムはパレスチナの首都だ」と反発した。
その上で、「我々の権利は売り渡さないし、安売りもしない」と強調。和平案を「陰謀」と呼んで非難し、受け入れを拒否した。また、アメリカが仲介する和平交渉には応じない考えを改めて強調している。
パレスチナ自治区では和平案の発表を受けて各地で抗議デモが起きていて、イスラエル寄りの内容に反発が高まっている。