米WSJ 1面“空欄”の新聞発行 ロシアの記者拘束に抗議
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、記者がロシア当局に拘束されてから1年となった29日、1面が大きく空欄になった新聞を発行し、抗議の意思を示しました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、1面の大部分が空欄となった新聞を発行しました。
この日はモスクワ支局に所属するエバン・ゲルシュコビッチ記者がロシア当局にスパイ容疑で拘束されてから1年となる日で、空欄の上には「ここに彼の記事が掲載されるべきだ」と書かれ、抗議の意思を示しています。
ロイター通信によりますと、ゲルシュコビッチ氏はスパイ容疑を否認していますが、モスクワの裁判所は勾留期間の延長を繰り返していて、26日にもさらに3か月間の延長を言い渡しています。