タイ陸軍の男が銃乱射 警察特殊部隊が射殺
タイ東北部の街で、銃を乱射し商業施設に立てこもった男が警察の特殊部隊に射殺された。
警察などによると、タイ陸軍に所属する31歳の男が、8日午後、上官らを射殺したあと、軍の施設からライフル銃など6丁と実弾700発あまりを奪い、市街地で市民に向け無差別に銃を乱射した。
その後、男は商業施設に立てこもったが、一夜明けた9日午前、警察の特殊部隊によって射殺された。
この事件で、市民と警察官合わせて26人が死亡、57人がケガをした。日本人の被害は確認されていない。
施設内にいた女性「全員が命がけで逃げようとした。とても怖かった」
男は犯行の様子を自身のSNSで中継し、「私は疲れた」などと話していた。犯行の動機について警察は、最初に殺害された上官との間で金銭トラブルがあったと話している。