北朝鮮・金与正氏、ロシアとの兵器取引を否定「荒唐無稽な臆測」
北朝鮮の金正恩総書記の妹、与正氏は17日、北朝鮮がロシアと兵器の取引を行っているとの指摘について、「最も荒唐無稽な臆測だ」と否定しました。
北朝鮮とロシアは、金総書記がプーチン大統領と首脳会談を行った去年9月以降、急速に関係を強化していて、北朝鮮がロシアに対し、兵器の供与を行っていると指摘されていました。
国連安全保障理事会の専門家パネルは、ことし1月にウクライナに着弾したミサイルが、北朝鮮製の弾道ミサイルだったと断定しています。
こうした指摘に対し、与正氏は17日、国営メディアを通じて談話を発表し、「虚構でつづられた『朝露兵器取引説』は、最も荒唐無稽な臆測だ」と否定しました。
その上で、「我々は軍事技術力をどこにも輸出や公開をする意向がない」と主張しています。一方、韓国政府は「兵器取引が明らかにも関わらず、否定するのは、違法な行為と認識していることを示している」とコメントしています。