エリザベス女王死去から一夜 悲しみが広がるロンドンの様子は ≪中継≫
イギリスで歴代最長の70年にわたり在位してきたエリザベス女王が亡くなってから一夜明けました。悲しみが広がるロンドンから後閑記者が中継で伝えます。
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チャールズ新国王は、2時間ほど前にバッキンガム宮殿に戻ってきて、集まった多くの市民と一人一人握手をして言葉を交わすなど、悲しみを分かち合いました。
イギリス王室は、女王の葬儀について「追って確定する」としていますが、地元メディアは再来週、19日(月)に執り行われると報じています。
また、アメリカのホワイトハウスの高官はNBCテレビに対し、バイデン大統領が葬儀に参列するとしています。
一方、北部スコットランドのバルモラル城に安置されているエリザベス女王の遺体は、11日に同じスコットランドのエディンバラの宮殿に移されたのち、来週、ロンドンに戻ると地元メディアは伝えています。
ロンドンでは9日午後、女王への弔意を示すため、各地で鐘が鳴り響いたほか、年齢と同じ数の96発の大砲も放たれて、女王の死を悼みました。
チャールズ新国王は、このあと、国民に向けて、女王が亡くなってから初めてのテレビ演説をする予定です。同じ時間帯に、ロンドンにあるセント・ポール大聖堂で追悼の礼拝も行われます。
また、さきほど王室から新たな発表があり、10日の午前中に、チャールズ新国王の正式な即位の宣言が行われます。
女王の死を悼みながらも、新国王のもとの新たな時代の準備も始まっています。