エリザベス女王死去 葬儀は10日後にウエストミンスター寺院で
イギリスのエリザベス女王が、スコットランドにある静養先のバルモラル城で亡くなりました。96歳でした。
エリザベス女王は8日から「健康状態が懸念される」として医師団の管理下に置かれていました。その後、王室メンバーが続々と女王のもとに集まっていることが報じられ、状態を心配する声が高まっていました。それから半日もたたない日本時間9日午前2時半に、滞在先のバルモラル城で亡くなったと発表されました。
エリザベス女王の死去を受け、ロンドンのバッキンガム宮殿では半旗が掲げられているほか、市民からは悲しみの声が相次いでいます。
市民「彼女はイギリスのシンボルでした」「とても悲しいです。ひとつの時代の終わりですね」
エリザベス女王は1952年に当時25歳の若さで即位し、在位期間はイギリスの君主として歴代最長の70年にわたります。
女王の死去を受け、長男であるチャールズ新国王は「私の最愛の母である女王の死は、私と家族全員にとって最大の悲しみの瞬間です」とのコメントを発表しました。
地元メディアによりますと、葬儀は10日後にウエストミンスター寺院で行われるということです。