中国「台湾独立を企て」台湾の実業家と立法委員らに制裁
中国政府は「台湾独立」を企てているとして、台湾の実業家と立法委員に制裁を科すと発表しました。有事対応などの講座を開く団体も対象となっています。
中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は14日、台湾の国会議員にあたる立法委員の沈伯洋氏と、実業家の曹興誠氏が「台湾独立分子」であり台湾海峡の平和と安定を脅かしているとして、制裁を科すと発表しました。制裁では沈氏と曹氏本人と、その家族を対象に中国本土や香港、マカオへの入国を禁じるとしています。
また、2人が関わり台湾で民間人を対象に「防衛講座」などを開く団体「黒熊学院」も対象となり、「台湾独立という分裂活動を扇動している」などの理由で中国での活動を禁止するとしています。
中国軍は14日、台湾を取り囲む形で軍事演習を行うなど台湾に対する圧力を強めています。