コワーキング世界イベント 話す内容は?
ゲストがイチオシのソーシャルグッド、アイデアグッドなモノやコトをご紹介いただく「recommend」。世界中で滞在しながら働けるサービス「HafH」を展開する大瀬良亮氏の一押しは「CU Asia 2020(コワーキング・アンカンファレンス・アジア2020)」。
――こちらは、どんなことなんでしょうか。
最近、日本でもどんどん全国的に増えているコワーキングスペースといわれる働ける場所なんですけれども、このコワーキングスペースのオーナーたちだったりスタッフが世界中から一つの場所に集まってカンファレンスではなくて、アンカンファレンス、決められていないことをみんなで話そうというふうに、先の読めないイベントっていうのが、先々週バリで行われたんですね。
――そうなんですね。カンファレンスというものは、だいたい話す内容が決まっていますよね。
アンカンファレンスは参加者が、この話がしたいですとか、そういうふうに手を挙げるとみんなで話そうといって、その場で話の内容が決まっていくっていうような面白い取り組みをされているイベントなんですね。
――どこでいつごろ行われたんですか。
3月5日から7日の間にインドネシアのバリで行われたんですが、このバリっていうのが世界で最もコワーキングスペースが熱いといわれてる地域なんです。
というのも、バリっていうところは、地元との交流だったりとか世界中から観光客が集まっている中で、本当にそこでコワーキングスペースならではのコミュニティーが存在していて、ただ働くスペースだけではなくて、どうやって地元に貢献できるかとか、どうやって世界に貢献できるかってことを考えてる人がたくさん集まっているんですね。
――世界から集まってきて、いわゆるアンカンファレンス。着地点が見えない話し合いをしていくわけなんですけれども、やはりかなり面白い話題がのぼったんでしょうね。
そうですね。やっぱり最近、日本でも話題になっているSDGs、持続可能な地球をつくっていくために、コワーキングスペースができることなんていう話をみんなでする所なんかは、非常に最近の日本と同じようテーマを持って議論していたなという印象がありましたよね。
――世界はどんどん変化の激しい時代ですから、変わっていく方向になっていくんでしょうね。
そうですね。変わっていくことを感じられてましたし、日本がまさに今、働き方改革で変わろうとしてるんだよということもですね、世界中の人もかなり興味を持って示してくれていましたね。
――やはり時代とともに、そしてテクノロジーの進化とともに、働き方を見直される時代になってきて、会議も変わってきそうですね。
そうですね。会議が変わるとかっていうだけじゃなくて、さらにその先に地球にいいことって、どうやったらできるんだろう。これはコワーキングスペースだけじゃなくて、日本のなかでいえば、例えばゲストハウスとかあらゆる空き家再生、そういったことにも勉強になるような役に立つ内容がいっぱいあった場所でした。
■大瀬良亮氏プロフィル
KabuK Style共同代表。世界中の拠点を「働く場所」として定額で選べるサービス「HafH」を運営。月額1万6000円から複数の定額プランがありプランに応じ、18の国と地域の151都市・200以上の滞在施設に滞在しながら働くことができる。大瀬良氏は前職で海外を転々とする経験を得たことから、ネット環境があればどこでも仕事ができると実感。世界を旅しながら働くことで、オフィスで働く以上の出会いや学び、新しいアイデアを得られることに気づいた。住まい・オフィス・そして世界をシェアするという新しい「ライフスタイルの選択肢」を提案している。
【the SOCIAL recommendより】