ノーベル経済学賞に米学者3人 社会制度と国家の繁栄について研究
ことしのノーベル経済学賞が発表され、社会制度と国家の繁栄について研究したアメリカの学者3人が選ばれました。
ことしのノーベル経済学賞が14日、発表され、アメリカ、マサチューセッツ工科大学のダロン・アセモグル教授、サイモン・ジョンソン教授と、シカゴ大学のジェームズ・ロビンソン教授の3人が選ばれました。
3人はかつてヨーロッパ人によって植民地化された国々に導入された社会制度を研究し、搾取的な制度のもとでは権力者の短期的な利益しか生み出されないなど、国の繁栄には社会制度が重要であることを明らかにしたということです。
選考したスウェーデン王立科学アカデミーは、3人の研究成果が、国家間の経済格差を是正するという課題において、社会制度の重要性を実証したと評価しています。
授賞式は12月10日に、スウェーデンの首都・ストックホルムで行われます。
最終更新日:2024年10月14日 20:03