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NY株 主要企業決算発表前に320ドル↓

2020年4月14日 7:53

13日のニューヨーク株式市場は、主要企業の決算発表を前に業績の悪化が懸念される銘柄を中心に売られ、ダウ平均株価は320ドルあまり値を下げて取引を終えています。

13日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比328ドル60セント安の2万3390ドル77セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は38.85ポイント上げて8192.43で取引を終えています。

この日は、今週本格化する主要企業の今年1月から3月までの決算発表を前に、業績悪化が懸念される銘柄を中心に売りが優勢となりました。

金融関連株が軒並み下げたほか、アナリストが投資判断を引き下げた建設機械大手「キャタピラー」が大きく売られました。新型コロナウイルスの感染拡大のペースが鈍化するとの期待から、前の週に2600ドルあまり上げた反動もあり、終始売りが先行する展開でした。

市場関係者は「決算が厳しい数字になることは織り込んでいるが、それがいつまで続くのか主要企業の業績見通しに注目している」と話しています。