ドイツ 20日から規制を一部緩和へ
ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスの感染阻止のため行っている規制を一部緩和し、20日から中小規模などの商店で営業再開を認めると発表しました。
これはメルケル首相が15日、各州の首相と合意したものです。広さが800平方メートル以下の全ての店舗について、20日から、健康への安全を確保する条件付きで営業を認めるとしています。一方で、レストランやカフェ、美容院などの再開は見送られました。
ドイツでは先月中旬から生活に最低限必要な店以外を閉鎖する措置が行われています。また、買い物や公共交通機関を利用する際にはマスクを着用するよう強く勧めました。
ドイツでは今月に入って、一日当たりの新規感染者の減少傾向が続いています。
メルケル首相は、「これまでの制限措置が功を奏している」としていて、高校までの教育機関については、来月4日から段階的に再開する方針です。
しかし、感染者が再び増加に転じないよう、3人以上の集会などを禁じる制限を来月3日まで延長しました。