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ノーベル平和賞受賞「ノーバヤ・ガゼータ」の記者が覆面の集団に襲われケガ「犯人たちは頭に銃を突きつけ…」 露

2023年7月5日 17:12

ノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」で人権問題などを取材する女性記者ら2人が4日、覆面をした集団に襲われ指の骨を折るなどのケガをしました。

ふらつきながら病院に現れ、そのまま倒れそうになる女性。ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のエレナ・ミラシナ記者です。

ミラシナ記者「押さないで。全身が痛いの」

ロイター通信によりますと、ミラシナさんはロシア南部・チェチェン共和国をタクシーで移動中、突然、覆面をした集団に襲われました。

ミラシナ記者「犯人たちは車に入ってきて手を縛り、頭に銃を突きつけました」

ミラシナさんは顔などを蹴られ、指数本を骨折、髪の毛をそられた上、緑色の染料をかけられたということです。一緒にいた弁護士も足を刺されケガをしました。

ミラシナさんは当時、チェチェンで不当に迫害を受けているとみられる女性の公判のため裁判所に向かっていましたが、覆面の男らは「ここから出て行け。何も書くな」と脅したということです。

この暴行についてチェチェン当局はコメントしていないということです。