ニューヨーク 感染者・接触者を追跡調査へ
新型コロナウイルスの感染者が30万人を超えたアメリカ・ニューヨークのクオモ州知事は、感染者と接触した人を追跡する大規模なプログラムを始めると発表し、具体的な手法を明かしました。
クオモ州知事は、経済活動を再開していくには感染拡大を防ぐことが不可欠だとして、感染者の行動を追跡する大規模なプログラムを始めると発表しました。
具体的には、追跡を担当する職員が、感染が確認された人から聞き取り調査を行い、過去2週間の濃厚接触者を特定します。濃厚接触者にはすぐに通知し、自主隔離を求めるとしています。
また、追跡には新たに開発するスマートフォンアプリを使用し、隔離された人が発症した場合もすぐに把握できる仕組みを作るということです。
こうした追跡を行う職員は州全体で最大1万7000人必要で、大学が開発したトレーニングプログラムを使って育成するとしています。