米国 失業保険の申請3000万件超える
アメリカの先週の失業保険の申請件数は380万件あまりとなりました。新型コロナウイルスで非常事態宣言が出された3月中旬以降の申請件数は、3000万件を超えました。
アメリカ労働省は先月30日、先週1週間に新たに申請された失業保険の件数は383万9000件だったと発表しました。市場予想の350万件を上回っていて、雇用情勢の悪化は過去最悪の水準になっています。
新型コロナウイルスの感染拡大で国家非常事態宣言が出された3月中旬からの6週間で、申請件数はあわせて3000万件を超えました。
アメリカの労働人口から計算すると、これまでにほぼ6人に1人が職を失ったことになります。
また、来週発表される4月の雇用統計では、失業率が10%を超えることが確実視されています。