新型コロナウイルスの感染の封じ込めに成功しつつある韓国では、５日、プロ野球が開幕しました。当面は、無観客で試合が行われます。

韓国プロ野球の開幕は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、３月末から延期されていましたが、５日、開幕戦５試合が行われました。

試合が無観客で行われたほか、球場では選手以外の関係者全員にマスクの着用を義務づけるなど、感染対策が徹底されています。当面は、無観客での試合が続く見通しですが、感染状況に応じて、段階的な観客の受け入れを検討するということです。

こうした中、開幕戦の雰囲気を近くで味わおうと、球場のそばにはファンの姿がありました。

ファン「球場で応援したい」
ファン「もう少しの間、気をつければ（感染が）収束して、球場で楽しく応援できると期待している」

韓国の球団に所属する日本人コーチは、開幕を迎えた喜びを語りました。

ＬＧツインズ、芹澤裕二コーチ「ここまで来る間に外出しないということを徹底してきた。野球ができるということは幸せだなと改めて感じた」

韓国では今後、経済や社会活動を再開させつつ、感染対策を並行して行う取り組みが、本格化しそうです。