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米失業保険申請 7週間で3300万件超

2020年5月8日 5:57

アメリカの失業保険の申請件数は、新型コロナウイルスで非常事態宣言が出された3月中旬以降の7週間で3300万件を超えました。

アメリカ労働省は7日、先週1週間に新たに申請された失業保険の件数は316万9000件だったと発表しました。国家非常事態宣言が出された3月中旬からの7週間で、申請件数は3300万件を超えていて、労働人口から計算すると5人に1人が職を失ったことになります。8日に政府が発表する4月の雇用統計では、失業率が10%を超えることが確実視されています。

こうした中、高級百貨店の「ニーマン・マーカス」が7日、経営破綻しました。インターネット通販との競争激化で業績が悪化する中、新型コロナウイルスによる営業停止が追い打ちとなりました。

複数の州で経済活動を再開する動きが出ていますが、雇用情勢や企業業績がどこまで回復するかは不透明です。