NY抗体検査 公共交通機関職員感染率低い
新型コロナウイルスについて、アメリカ・ニューヨークで行われている抗体検査を使った調査の結果、公共交通機関の職員の感染率が一般市民より低いことがわかりました。
ニューヨークのクオモ州知事は9日、公共交通機関の職員1300人あまりを対象に感染歴を調べる抗体検査を実施したところ、陽性は14.2パーセントで19.9パーセントだった一般市民よりも低かったと発表しました。
クオモ州知事は、マスクや手袋など高機能ではない一般的な防護具にも感染防止の効果が見られるとして「いいニュースだ」と述べました。
当初は、最前線で働く人々の感染率がより高くなると懸念されていましたが、医療従事者や警察官に続き、公共交通機関の職員も一般市民より低かったことが調査から判明した形です。