プーチン大統領、経済活動の制限解除を発表
ロシアのプーチン大統領は11日、3月末から感染防止策として行っていた経済活動の制限を解除すると発表しました。
プーチン大統領「あす5月12日に、ロシア全土で実施してきたすべての経済分野における休業措置を終了する」
プーチン大統領は、外出を自粛させるため「非労働期間」とした休業措置の実施によって、感染の拡大を緩やかにするとともに、医療体制の強化への時間を稼ぐことができたと主張しました。
ロシアでは新型コロナウイルスの感染拡大に加え、世界的な原油価格下落により経済が大きな打撃を受けていて、さらなる悪化を避けるため、解除に踏み切ったものとみられます。
しかし、ロシアでは感染者が9日連続で1万人を超えるなど感染拡大に歯止めはかかっていない中での解除に、地元メディアの中には危険性を指摘する声もあります。