新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しているロシアの首都モスクワで１２日、市民に対し、外出の際に新たにマスクと手袋の着用が義務づけられた。

今月末まで外出制限が続くモスクワでは、市民が外出する際、電子通行証の所持が義務化されているが、１２日からは、新たに地下鉄やタクシーなどの公共交通機関や、スーパーの店内などでは、マスクと手袋の着用が義務づけられた。違反した場合は、罰金が科されるという。

モスクワ市民「感染を防ぐためには、何らかの対策をとらざるを得ない。マスクや手袋の義務化は悪くないよ。大事なのは皆がそれを守ること」

ロシア政府は、１２日から経済活動を一部再開したが、ロシアでは一日あたりの新規感染者が１０日連続で１万人を超えていることなどから、市民にはより厳しい感染防止措置を導入した形。