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米元高官 第2波で「今年は最も暗い冬に」

2020年5月15日 14:04

アメリカのワクチン開発を担う機関の前局長が14日、新型コロナウイルスをめぐるトランプ政権のワクチン開発計画を「楽観的すぎる」と批判、今年の冬は感染の第2波で「最も暗い冬になる」と警鐘を鳴らしました。

これは、厚生省傘下の生物医学先端研究開発局のブライト前局長が議会の公聴会で証言したものです。ブライト前局長は、トランプ大統領がウイルスの治療薬として推奨していた抗マラリア薬の有効性に否定的な見解を示した後、別の部署へ異動となり、本人は「報復人事」だと主張しています。

ブライト氏は、感染の第2波への準備は不十分だとして、今年は「最も暗い冬になる」と警鐘を鳴らしました。

厚生省生物医学先端研究開発局、ブライト前局長「よりよい計画に基づかなければ、2020年は現代史上最も暗い冬になる」

ブライト氏は、政権のワクチン開発計画は「楽観的すぎる」と指摘しています。