韓国当局“再陽性者、感染させる恐れなし”
韓国の保健当局は、新型コロナウイルスに感染して治療を終えた後、再び陽性と診断される人が相次いでいることについて、他の人に感染させる恐れはないとの分析結果を明らかにしました。
韓国では、これまで新型コロナウイルスに感染して治療を終えた人のうち、およそ4.5%が再び陽性と診断されています。
韓国の保健当局によりますと、再び陽性と診断された285人と接触した790人を調査した結果、別の人からの感染が疑われる3人を除いて、感染は確認されませんでした。
また、再び陽性と診断された108人分の検体を調べた結果、いずれもウイルスは培養されず、PCR検査では「死んだウイルス」が検出されていた可能性が高いということです。
再び陽性と診断された人が他の人に感染させる恐れはないとの分析結果を受け、韓国の保健当局は、治療が終わった人に求めてきた2週間の自主隔離や再検査を、19日からは、必ずしも求めないとしています。