ロヒンギャの難民キャンプ 初のコロナ死者
少数派イスラム教徒ロヒンギャが暮らすバングラデシュの難民キャンプで、新型コロナウイルスによる初めての死者が確認されました。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、死亡したのは、71歳のロヒンギャの男性です。死亡時期については明らかにされていませんが、男性は隔離され治療を受けていたということです。
バングラデシュの難民キャンプでは、隣国ミャンマーから逃れてきたロヒンギャ80万人あまりが、衛生環境が悪い中、密集して暮らしています。先月中旬、感染者が初めて確認されると、およそ2週間で29人に感染が拡大。死者が確認されたのは今回が初めてです。
UNHCRでは、さらなる感染拡大を防ぐため接触者の追跡と隔離などに24時間態勢で取り組んでいます。