ロヒンギャの男性など感染 感染拡大の懸念
衛生環境の悪さが問題となっているバングラデシュの難民キャンプで初めて、少数派イスラム教徒ロヒンギャの男性などが新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、感染拡大の懸念が出ています。
バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプでは、隣国ミャンマーから逃れてきたロヒンギャおよそ110万人が暮らしています。
地元メディアによりますと、感染が確認されたのはロヒンギャの男性1人と近くの地元住民の合わせて2人で、現在、隔離され治療を受けています。
また、接触者の追跡調査が行われ、すでに108人のロヒンギャ難民がウイルス検査を受けているということです。
キャンプでは医療体制が不十分なうえ、大勢の難民が、衛生環境の悪い中密集して生活していることから、急速な感染の拡大が懸念されています。