韓国サムスンG“経営トップ”逮捕状を棄却
韓国最大の財閥・サムスングループの事実上の経営トップによる不正会計疑惑について、韓国の裁判所は9日未明、検察による逮捕状の請求を棄却しました。
サムスン電子の李在鎔副会長ら3人について、韓国の検察は4日、グループ傘下の企業の合併をめぐって不正取引や相場操縦を行ったとして、逮捕状を請求していました。
しかし、ソウル中央地裁は9日未明、「逮捕の必要性と相当性について説明が足りない」として請求を棄却しました。
新型コロナウイルスなどの影響で業績悪化も懸念される中、トップの逮捕による経営への打撃は回避された形です。
これとは別に、李副会長は、朴槿恵前大統領らに賄賂を提供した罪にも問われていて、2審で執行猶予付きの有罪判決を受け釈放されていました。