ウクライナ中部にミサイル着弾 子ども含む20人以上が死亡… ゼレンスキー大統領「人間の仕業ではない」
ウクライナ中部で14日、ロシア軍のミサイルが着弾し、子ども3人を含む20人以上が死亡しました。ゼレンスキー大統領は「人間の仕業ではない」と強く非難しました。
ウクライナ当局によりますと、中部ビニツァの中心部で14日、オフィスビルの駐車場などにロシア軍のミサイルが相次いで着弾しました。
この攻撃で、子ども3人を含む少なくとも23人が死亡、およそ90人が重軽傷を負いました。すべて民間人だとしています。また、およそ40人と連絡がとれていないということです。
ウクライナ側は、ロシア軍が黒海の潜水艦から巡航ミサイルで攻撃したとしています。
ゼレンスキー大統領「ロシアによる挑発的なテロ行為だ。人間の仕業ではない、奴らは獣だ。8発のミサイルのうち2発が街の中心部を襲った」
一方、ロシアで14日、テロ対策などを理由に軍が国外で活動する場合に、企業に必要な物資の提供などを義務づける法律が成立しました。
ウクライナでの軍事作戦の長期化を想定したもので、政府が「経済分野での特別措置」を発動すれば、ロシアの企業は、国外での軍事作戦に必要な物資やサービスの提供を拒否できなくなります。
また、政府は企業に従業員の残業などを求めることができるようになります。