金総書記“弾道ミサイル”施設を視察 ICBM発射の動きか
北朝鮮の金正恩総書記は事実上の弾道ミサイルの発射施設を視察し、拡張などを指示しました。ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射に向けた動きとみられます。
11日付の労働新聞は、金正恩総書記が北西部・東倉里にある「衛星発射場」を視察したと報じました。
北朝鮮は過去、この場所から事実上の長距離弾道ミサイルを発射しています。金総書記は軍事偵察衛星を大型ロケットで打ち上げできるよう施設を改修・拡張するよう指示しました。
北朝鮮は、先月27日と今月5日に衛星開発のための実験として弾道ミサイルを発射しています。
これについて、日米韓3か国は2020年の軍事パレードで公開されたICBM=大陸間弾道ミサイルのシステムの実験だったと明らかにしました。
今後、最大飛距離での発射実験を行うための性能評価が目的だと分析しています。宇宙開発目的だと正当性を主張しながら、近くICBMの発射を行う可能性もあります。